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【雑記】メディアに出てる専門家ってなんなん?

ペンギンオヤジ
ワイドショー に連日出演されてる専門家の発言に「?」って思ったことありませんか?

今回のコロナ禍で信頼が失墜したのってテレビなどのマスコミだよなぁって、つくづく思う。

最近読んだ本でメディアに出てる主に医療の専門家について言及してるものがあったので、その一部をご紹介したいと思います。

誠実な専門家はメディアには出演しない?!

先ずは立命館アジア太平洋大学(APU)の学長であり、ライフネット生命の創業者でもある出口治明氏の「自分の頭で考える日本の論点」の中の一節。

 

僕の知人に疫病の専門家がいます。テレビ局からたびたび出演依頼の電話が来たそうですが、「このタイプのウイルスは専門外なので」と断ったそうです。これは実に良心的な態度だと思います。

 

それでも、テレビに出演してる専門家先生はいるわけですが、そうした先生方に対しては次のようにも書かれています。

 

誰でもメディアからの依頼があれば悪い気はしません。今回のコロナ禍でメディアにたびたび登場した「専門家」のなかには、「テリトリーは超えるけれど、自分が知っているかぎりでコメントしておけばいいだろう」と安請け合いする人もいたのではないでしょう

 

また、出口氏はこの本の中で、政府の専門家会議に対してSNSやマスコミからの批判があることを取り上げて、「そうやって批判する専門家の意見が本当に聞くに値するかどうは分からない」とも書いています。

 

私たちはついつい「感染症の専門家=コロナウイルスにも精通してる」と思いがちですが、感染症とひと口に言っても、色々なウイルスによる感染症があるので、必ずしも今回の新型コロナウイルスについての専門家ではないこともあるのです。

 

だからこそ、マスコミに登場して批判してる専門家の意見が本当に妥当なものなのか?その判断ができない、というわけです。

 

(まぁ、それでもど素人の私なんかよりは遥かに専門的な知識をお持ちだと思いますが・・・)

 

タレントとして医者がテレビに出てる?

次の本は京都大学医学部特定准教授で皮膚科の専門医でもある大塚篤司氏が書かれた「本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。」からの一節。

 

医者の多くはテレビに出たがりません。

間違ったことを発信して世間に迷惑をかけてしまうリスクや、テレビにうまいこと利用されてしまう可能性を考えると、一般病院で働いている勤務医にメリットは少ないと判断されるのは極自然なことでしょう。

 

確かに人の健康や命に関わるようなことで、自分が間違った発言をしてしまうリスクを考えると、誠実なお医者さまであるほど「テレビに出るメリットはない」と考えるのも頷けます。

 

しかし、その割には連日あっちこっちのワイドショー やニュースショーには何人もの医療関係者が出演されてるじゃないですか。

 

どういうことか?

 

まっとうな医者がテレビに出たがらない。取材を受けない。となると、マスコミに出たいと思っているけれどあまり信頼のおけない専門家がメディアに登場することになります。

言葉は悪いですが、レベルを下げていけばテレビに出てくれる専門家は必ず見つかるからです。

 

こうしてテレビに出ている専門家は「タレントとして専門家がテレビに出てる」と考えた方がいいとも書かれてます。

 

「あれは専門家じゃない!タレントだと思え!」ってことですね。

 

テレビと医療情報は相性が悪い

テレビにとって「わかりやすさ」って、とても大切なんですよね。

 

視聴者の知識レベルが一定ではありませんから、初歩の初歩から説明しないと知識の浅い視聴者を置いてけぼりにしてしまいます。そすると視聴率にも影響してしまいうので、制作サイドはわかりやすい番組づくりをしようとしますよね。

 

「わかりやすい」というのは、時には枝葉末節なことは切り捨てて単純化したり、時には言い切ってしまうことです。

 

一方で医療や健康に関することって、複雑だったり専門性が高かったります。

 

そんな複雑で専門性の高い話しを単純化したりすれば、あらぬ誤解が生じてしまうこともあるし、そもそも難しい話しをわずか数分、長くても数十分の放送枠の中に押し込もうとすること自体にムリがあるのかもしれません。

 

そんなわけで、テレビと医療情報は非常に相性が悪いと私は思ってます。

 

メディアに出てる専門家ってなんなん?

ここまでの話しをまとめると・・・

まとめ

  • 専門家といっても、扱ってる分野(テリトリー)が違う場合がある
  • 医者の多くは自分の発言に対するリスクを考えてテレビに出たがらない
  • あまり信頼のおけない専門家がテレビに登場することがある
  • テレビと医療、健康分野は相性が悪い

まぁ、テレビに出てる専門家先生の全てが「トンデモ」だとは思いませんが、なかには誤った情報を発言したり、単に「個人の感想です」レベルの話しをしてる人がいるのも事実です。

 

例えば先日のこと。

 

某大学教授がワイドショー で「一度、新型コロナに感染したことのある人は既に抗体ができているので、ワクチンを摂取しなくても大丈夫」と発言したのですが、数十分後に局アナが「WHOは新型コロナに感染した人にもワクチンの接種を推奨してます」との説明をしておりました。。

 

これなんか、明らかに説明不足というか知識のアップデートを怠ってるんじゃないかと思うのです。

 

この大学教授、「コロナの女王」との異名があり、コロナ禍の当初からあっちこっちのテレビに出まくって、時には事実誤認や「個人の感想です」レベルの発言を繰り返して何度もネットを炎上させている有名な専門家先生です。

 

ある意味、言葉悪いですが炎上芸人みたいな専門家がテレビに出続けてるのって謎じゃないですか?

 

嘘か本当か関係なく面白ければいい、と思っているテレビ関係者も残念ながらいます。

(出典「本当に良い医者と病院の見抜き方、教えます。」大塚篤司:著)

人はどうしても、声の大きい人の意見や、挑発的な意見、面白い意見、感情に訴えるわかりやすい意見などに飛びつきがちです。

出典:自分の頭で考える日本の論点」出口治明:著

 

うがった見方をしてしまえば、「面白ければいい」「視聴率が取れればいい」と思ってる制作者の意図が透けて見えてしまうのです。

 

まとめ(えせ専門家に命を預けるな!)

がんになって、色々ながんについての本を読むようになって気づいたのですが、世の中にはトンデモな医療情報が溢れかえってます。

 

私も一時期はそういうトンデモ情報に感化されて、民間療法に命を預けようと思ったこともあります。

 

たぶん・・・あの時そういう民間療法に頼っていたら今頃こうしてブログなんて書いてなくて、遠いお空の上に旅立っていたと思います。

・テレビで言っていたから

・専門家の先生が言っていたから

・本に書いてあったから

 

こういうある種の「権威」を頭から信じるのは超危険です!

 

医学情報であれば、きちんとしたエビデンスがあるものは何なのか?を見抜く、もしくは担当医だけでなくセカンドオピニオンなどを受けて多くの専門家の意見を比較するということが大切です。

 

たった一つしかない自分の命です。

 

くれぐれもトンデモ医療情報に惑わされることなく、何が(誰が)正しいのか?を見抜く力を身につけて欲しいものです。

 

(蛇足)

まぁ、余計な不安を煽ることしかしないワイドショー、ニュースショーから距離を置くのが、もしかしたら1番の処方箋かもしれませんが。。

 

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