ガースーこと菅新総理が唱えた「自助・共助・公助」に対して、エダノンこと立憲民主党の枝野党首が噛みついた!
エダノンによると「政治家が自助と言ってはいけない。責任放棄だ」ということらしい。
加えて「自助や共助ではどうにもならない時が人生にはある。政治の役割は公助だ。私たちとは明確に政治姿勢が違う」とのこと。
やれやれ・・・って感じですね。
枝野さんには「自助論」を読んで欲しい

言いたいことは色々あるけど、先ずは枝野さんにはサミュエル・スマイルズの名著「自助論」を読んで欲しいと思う。
もしかしたら、既に読んだことあるかもだけど、それなら再読することを是非ともオススメしたい。
「天は自ら助る者を助く」という有名な一節で始まるこの本の冒頭にはこんな言葉が書かれてる。
自助の精神は、人間が真の成長を遂げるための礎である。自助の精神が多くの人々の生活に根付くなら、それは活力にあふれた強い国家を築く原動力ともなるだろう」
自助の精神が強い国家をつくるなら、まことに結構なことではないか!
政治の役割は「公助だ」というなら・・・

もしかしたら、枝野さんは「自助を否定するわけではない!政治の役割は公助だ!」というのかもしれない。
ここで言われてる公助とは何か?
「我々は『支え合う社会』を目指す」ということらしい。
支え合う社会ねぇ。。あれは2011年、東日本大震災が発生した時のこと。
時の民主党政権(枝野さんは官房長官として政権の中枢にいましたね)は、復興増税をしましたよね。
つまり、これって国民からお金を吸い上げて、被災地の復興に再配分するということ。
これが枝野さんが言う「公助」なのでしょうか?むしろ「共助」と同じなんじゃないんですかね?(確かに「支え合う社会」なのかもしれませんが)
「公助」というなら、阪神淡路大震災のときに国債を発行して復興費を調達した村山内閣のような対応をするべきだった!
「自助論」にはこんな言葉も書かれてます。
行動と言葉がバラバラな人間は決して尊敬などされないし、彼らが語る言葉には何の重みもない。たとえ、その言葉に多少の真実があったとしても、それさえ舌先三寸のでまかせだと思われてしまう。
「政治の役割は公助だ」というなら、災害のどさくさに紛れて増税なんてしないで、国(政府)の責任で国債を発行して欲しかった。(なんで国民に負担を押し付けたんだよ!)
その方が言行一致になるでしょ?
ついでに皮肉も・・・
真の人格者は、人に見られていようがいまいが正しくふるまうものだ。
そして、誰も見てないからといって禁止されてる議員会館でタバコなんて吸ってはダメです!
枝野さんが本当に噛みつきたかったのは・・・

確かに枝野さんが言うとおり「自助や共助ではどうにもならない時が人生にはある」と思う。
だけど、ガースーが何て言ってるか、もっとちゃんと耳を傾けた方がいい。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
「まず自分でやってみる。そして地域や家族がお互いに助け合う。その上で、政府がセーフティーネットでお守りをします。さらに縦割り行政、そして前例主義、さらには既得権益、こうしたものを打破して規制改革を進め、国民の皆さんに信頼される社会を作っていきます」
[/st-mybox]
ほらね、「政府がセーフティーネットでお守りします」って、ガースーも別に公助を放棄してるわけじゃない。
多分だけど、完全に私の推測だけど、枝野さんが噛みつきたかったのは「自助・共助・公助」ではなく、後半の「既得権益打破」だったんじゃないんですかね?(よく知らんけど)
規制に守られてる人たちから支援を受けてそうだしね。。(知らんけど)
再び「自助論」から引用。
いかにすぐれた制度をこしらえても、それで人間を救えるわけではない。
われわれ一人一人が勤勉に働き、活力と正直な心を失わない限り、社会は進歩する。
色々な規制や法律をつくって業界などを保護することが本当に政府の役割なのだろうか?
却って本当にやる気のある人たちの参入障壁となって、個人の意欲や活力を削いでしまうこともある。
きっと、ガースーは「まず自分でやってみる」ことができる社会を実現するために、縦割り行政、前例主義、既得権益と戦おうとしてるのではないかと。(まぁ、好意的すぎる解釈かもしれんけど)
せっかく合流新党になったのだから脱モンスタークレーマー

ちなみにこの本の最後は次のような言葉で締めくくられてます。
真の人格者は、他人の行動をコテンパンに批判して事態を悪化させるより、自分が多少傷ついても辛抱するほうを選ぶ。
日常生活のどんなこまごました場面でも、自分をさておいてまで他人のためにつくそうとするーーーそこにこそ、真の人格者のあるべき姿が如実に示されているのである。
一部からはモンスタークレーマーとも言われる立憲民主党ですが、今回の合流を機に何でもかんでも政権批判をするのではなく、何が本当に国民のためになるかを考えてもらいたいなぁと思う次第。
さて、だいぶ政治に寄せた記事になってしまいましたが、この「自助論」では自分で努力して道を切り拓くことの大切さ、そのためには勤勉、誠実、倹約などがどれだけ大切かということが繰り返し語られてます。
自己啓発本のド定番でもあるので、未読の方は「自助・共助・公助」が話題になってる今、手にしてみてはいかがでしょうか?
コメント